アーブナー通信がニュースサイト「バグダッド・アル・ヨウム」を引用して報じたところによると、イラクのクルディスタン地域にあるコーモルガス田が、2度目のドローン攻撃の標的となった。
このニュースサイトに掲載された画像には、激しく燃え上がる炎と、周囲を覆い尽くす煙の柱が映っている。
これまでのところ、攻撃を行ったドローンの正体は特定されていない。
イラクの治安当局は今週日曜にも、イラク治安部隊がドローンがこのガス田に到達するのを阻止するために発砲したと報告していた。
この事件の際、ホーモールガス田では警告サイレンが鳴り響き、職員は安全な場所に避難していた。
この攻撃による被害はなかったと報じられていた。
「コーモル」ガス田はキルクークとスレイマニヤの間に位置し、イラクのクルディスタン地域政府によって管理されている。
このガス田は近年、数回にわたり攻撃の標的となっており、どのグループも犯行声明を出していない。
イラクのクルディスタン地域の政治家たちは、以前、これらの攻撃を非難していた。
昨年4月にも、このガス田へのドローン攻撃で4人のイエメン人労働者が死亡している。
また、2024年1月には、このガス田に向けて2発の「カチューシャ」ロケットが発射された。
ドローン攻撃により、イラクのクルディスタン地域の80%で電力が遮断
クルディスタン地域政府の天然資源省と電力省は共同声明で、午後11時30分に発生した攻撃の後、発電所へのガス供給が完全に停止したと発表した。
イラクのクルディスタン地域電力省も、[この攻撃の結果]地域の電力ネットワークの80%がサービス提供から外れたと発表した。
クルディスタン地域の天然資源省と電力省はさらに、この事件の結果についてダナ・ガス社と連携して追跡しており、状況を正常に戻すよう努めていると付け加えた。
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